3. 自己実現 - 早期退職後の「燃え尽き症候群」を防ぐ、人生の目的の見つけ方
お金は貯まった。
会社も辞めた。
さあ、自由だ!
…でも、
「あれ? 俺、これから何すればいいんだっけ…?」
FIRE達成後に、こんな状態になってしまう人が、実は少なくありません。
いわゆる、「燃え尽き症候群」です。
なぜ、「燃え尽き症候群」になるのか?
FIREを目指す人の多くは、
- 仕事が嫌で辞めたい
- 自由な時間が欲しい
という動機を持っています。
しかし、いざFIREを達成すると、
- 目標を失い、虚無感に襲われる
- 社会との繋がりがなくなり、孤独を感じる
- やることがなく、時間を持て余す
という、新たな問題に直面することがあります。
「お金」だけでは、幸せになれない
お金は、生きていく上で必要不可欠なものです。
しかし、お金だけでは、人は幸せになれません。
- 心の充実感
- 人との繋がり
- 社会への貢献
- 自己成長
これらの要素が、人生には必要です。
「本当にやりたいこと」を見つける
FIRE後の人生を豊かにするためには、
「本当にやりたいこと」
を見つける必要があります。
「やりたいこと」は、あなたの人生に、
- 情熱
- 目的
- 生きがい
を与えてくれます。
自己分析 - あなたの「内なる声」に耳を澄ます
「やりたいこと」を見つけるためには、まず、自分自身と深く向き合う必要があります。
過去を振り返る
- 子供の頃、何が好きだった?
- どんなことに夢中になった?
- どんな時に、喜びを感じた?
- どんな人に憧れた?
- どんなことで、人に感謝された?
これらの質問に、じっくりと答えてみてください。
ノートに書き出すのも良いでしょう。
過去の記憶の中に、「やりたいこと」のヒントが隠されているかもしれません。
現在を見つめる
- 今、何に興味がある?
- どんなことにワクワクする?
- どんなスキルを持っている?
- どんな価値観を大切にしている?
- どんな問題を解決したい?
これらの質問に答えることで、今の自分が見えてきます。
未来を描く
- 1年後、どうなっていたい?
- 5年後、どうなっていたい?
- 10年後、どうなっていたい?
- どんな人生を送りたい?
- どんな人になっていたい?
未来の自分を想像することで、「やりたいこと」の輪郭が、少しずつ見えてくるはずです。
「やりたいこと」を見つけるための、具体的な方法
自己分析に加えて、以下の方法も試してみてください。
1. 興味のあることを、片っ端からやってみる
- 本を読む
- 映画を観る
- 音楽を聴く
- 旅行に行く
- スポーツをする
- ボランティア活動に参加する
- 習い事を始める
など、少しでも興味のあることを、片っ端からやってみましょう。
「これは違うな」
と思ったら、すぐにやめてOK。
色々なことに挑戦する中で、
「これだ!」
と思えるものに出会えるかもしれません。
2. 「やりたいことリスト」を作る
「やりたいこと」を、思いつくままにリストアップしてみましょう。
- 小さなことでもOK
- 実現可能かどうかは、気にしない
- 100個以上、書き出すのが目標
リストを作ることで、自分の「やりたいこと」が明確になります。
3. ロールモデルを見つける
「こんな生き方、いいな」
と思える人(ロールモデル)を見つけるのも、良い方法です。
- 本を読む
- ブログを読む
- SNSでフォローする
- セミナーに参加する
- 直接会って話を聞く
ロールモデルの生き方から、ヒントやインスピレーションを得ることができます。
4. メンターを見つける
「やりたいこと」が見つかったら、その道の先駆者(メンター)を見つけましょう。
メンターは、
- あなたの相談に乗ってくれる
- アドバイスをくれる
- 背中を押してくれる
心強い存在です。
5. 仲間を見つける
同じ目標を持つ仲間を見つけることも、大切です。
- オンラインコミュニティに参加する
- 勉強会に参加する
- イベントに参加する
仲間と交流することで、
- モチベーションを維持できる
- 情報交換ができる
- 刺激し合える
などのメリットがあります。
「やりたいこと」が見つからなくても、焦らない
「色々やってみたけど、何も見つからない…」
そんな時もあるでしょう。
でも、焦る必要はありません。
「やりたいこと」は、すぐに見つかるものではありません。
人生をかけて、探し続ける価値のあるものです。
この章のまとめ
- FIRE後の「燃え尽き症候群」を防ぐためには、「本当にやりたいこと」を見つけることが重要
- 自己分析(過去、現在、未来)
- 興味のあることを、片っ端からやってみる
- 「やりたいことリスト」を作る
- ロールモデル、メンター、仲間を見つける
- 焦らず、じっくりと「やりたいこと」を探す
さあ、次は、「資産形成」と「自己実現」を両立させるための、具体的なプラン作りです。